上野直哉さんの玄斎さんにずっと行きたいと思っていて、勝手にフォローしていたGGFARMさんのツィッターでこのイベントを知って、とっても楽しみにしていました。地野菜とビオワインの会以来の久々の、「美味しい野菜をいただく」期待満々です。この日、三田から来たギャリさんの野菜は、新にんにく、新葉玉ねぎ、人参間引き、日本のかぶらとフランスのかぶら、ゴボウ間引き、ラディッシュ、カルドン(アーティチョークの原種、アザミの仲間)、エンダイブ、チーマ・ディ・ラパ(イタリアの菜の花、かぶの仲間)、ビーツリーフ、スパニッシュポアロ(ネギの仲間)、ベビールッコラ、しろな、アスパラソバージュ、えげれすクレソン、春菊、コスレタス、ルッコラ、チャイブの花、ビオラの花、バジルミント、アップルミント、ルタ、セロリ、フェンネル、蜂蜜。ハンガリーワインは、白:フルミント06、赤:ケークフランコシュ07、ケークフランコシュ・ペルンシュタイナー04、トカイワイン04。
これはお店の近くのアパートに咲いてた下山手の薔薇。

これはお店のしつらいの すみれ。 
お献立はこんな感じで。 
では、お料理にまいりましょう。「一 先附 鯛白子豆腐 〜アスパラソバージュ アップルミント ビオラの花〜」
ギャリさんの娘の名前は「ビオラ」ちゃんだそうです。食べる花としてもとても愛おしいみたいです。

「二 酒肴 カルドンと筍の木の芽和え〜バジルミント仕立て〜、鱚の花シブレット巻 新挽揚げ〜梅肉、伊太利亜大蒜〜、稲荷寿司 人参菜風味〜結び人参、はじかみ〜、淡路鶏の背肝 松風焼〜ルタの香り〜、鞘巻海老の薯よ握り〜山女魚の黄金いくらのせ〜」
海老の握りみたいのは、お米の替わりに山芋を使ってちょっと甘い。木の芽和えのカルドンや松風焼のルタ(山椒の仲間)使いが本当にすごいです。和なのに、洋を感じます。ここでは、辛口の白ワインを合わせました。

ルタ アップ

「三 造り 鰹、針いか〜英吉利くれそん、しろな間引菜、仏蘭西蕪菁、伝助穴子焼霜〜ベビールッコラ、割りポン酢〜」

お造りにはくれそん。

穴子のぷりぷり感に脱帽。そして、ルッコラの花。

しろな間引菜の根っこが素敵。いかの横:右端に見えている仏蘭西蕪菁(かぶら)は、固い食感なので、軽く漬けてあるとか。ギャリさん奥様も絶賛。

えげれすクレソンの花。葉っぱの形が知ってるクレソンと全然違う。味も辛みが効いている。
「四 椀物 広島 鱸のコンソメ椀〜セロリの香り、赤葉玉葱、日本小かぶら含め煮、海老、胡椒〜」とても食べ甲斐のある椀物でした。上野さん曰く、一つのクライマックス。洋物につくってあるのに、立派に和としてまとめられてます。

このあたりで福島県のお酒「大七」に進む。
「五 焼物 焼津 金目鯛香味祐庵焼 〜GGハニー仕上げ、木の芽生姜、姫ごぼう焼き浸し、花かつを、エンダイブ、白アスパラ掻餅揚げ〜」ハニーがぴったり決まってる。

「六 和合物 チーマ・ディ・ラパ 白あえ〜煎り松の実、利休麩甘煮、手のしこんにゃく〜」菜の花ときいて納得。それにしても、自慢の白和えという感じです。この取り合わせ良いなあ。噛むのが楽しい。

「七 温菜 但馬牛の“クリ”低温焼 岩茸たれ〜貝塚朝掘筍の塩ステーキ、春菊天麩羅、二十日大根西京漬、コスレタス、ビーツリーフ」ここらで赤ワイン04(重たいめ)に。筍掘りは懐かしいな。おそらく貝塚のあそこに行きました。たれは私にとっては、濃いかな?って感じでしたが、添えられているお野菜もしっかりした味のもので、ギャリさんは、ふつうのレタスよりコスレタスのような、水っぽくないレタスが好きなんだそうです。(翌日、亀岡の犬甘野でコスレタスの種を売っているのを発見!)

二十日大根(ラディッシュ)って丸くないものもあるんですね。

「八 飯替 播州福崎 もちむぎ麺 冷しぶっかけ仕立〜千種・いまい農場の玉子の温泉卵、川津海老、スパニッシュポワロ-生刻み、ルッコラ、おろし生姜〜」おなかいっぱい〜と思っていても、するすると入る麺類。しかも、このもちむぎ麺ときたら。最後まで楽しい。

温泉卵の玉子の黄身は自然に育ってレモン色!
「九 冷菓 桜のアイスクリーム、よもぎ麩、小豆、枇杷のトカイワイン煮、フェンネル」トカイワイン煮にフェンネル(ういきょう)がバッチリ。トカイワインまで(満腹で)飲めませんでしたが、想像でマリアージュしました。

もしかすると、これほど本格的にギャリさんの野菜が和食に使われることは今までなかったのかもしれませんが、ハンガリーというヨーロッパの中でアジアが影響する国と日本。繊細な感覚を味わうことでは、つながっているのではないかしら?と実感できる食事会でした。久々に感覚を総動員して味わうことができました。この会を提案されたお客様に感謝しつつ・・・。